アメリカで蒙古斑を虐待と間違われた話
実際にあったアメリカならではのお話。
蒙古斑(もうこはん)
日本人なら誰でも知っているかと思います。赤ちゃんや小さい子のお尻にある青いアザのようなもの。あれはメラニンによるものなので5歳までに大体消えると言われているようです。
ちなみに英語では”Mongolian spot" "Birth mark"
その名の通り、モンゴル人や私たち黄色人種の幼児の発症率が高く、北米では蒙古斑の発症率はほぼないので認識されないことが多いよう。。。
だからか、虐待と勘違いされてしまうケースがあるようで。。。
そんなこととはつゆ知らず、2歳になる娘をプリスクールに預けてみたお話です。
娘には、蒙古斑に加えて異所型蒙古斑があるんだけど、(異所型というのは、お尻以外。彼女の場合は、背中、肩、手首、手の甲etc...お尻にもたくさんあって色も濃いものや薄いものさまざま。)
日本に帰国して出産して、生後半年頃日本の病院でレーザー治療をし、一番人目に触れるであろう手首と手の甲にある蒙古斑は消えてくれました。
そして2歳になりプリスクールデビュー!!晴れて私も念願の一人時間ゲット!!
子供は可愛いけど、一人時間なんてなかったから舞い上がってケーキを買って帰宅。
ルンルンで帰宅して食べようとしたその時(本当にドラマかってタイミング)
プルルルル.....
(え?スクール!?なんだ?もう呼び出し?熱?)
”〇〇(娘)の着替えをさせた時に肩とお尻に酷いアザを見つけたので、法に基づき虐待局に通報した。また、仮にこれが虐待でない証拠があるなら集めて持ってきて欲しい。24時間以内に用意できないと調査員を家に派遣する。とにかく必ず彼女の父親にも連絡して今すぐ学長室に来ること!" ガチャッ ツーツーツー....
ポカーン。英語ができない私は????という感じで、
ただ先生の強い口調から何かあったこと。呼び出されていることは分かった。
とりあえず聞こえた単語をスペル推測でググる。。。。
Abuse "虐待"
え。。。。
あっなんかショルダーとかアームとか言ってたなあ。。。。
ハッ。。。。点と点がようやく繋がりまして。。。。思わず
Oh My Goodness!! カラーン!!!!(フォークが床に落ちる音)
(この場に及んでリアクションがアメリカかぶれな自分にわらうwwww)
急いで娘が生まれた時の写真、おむつ一枚の写真を探して車をぶっ飛ばす昼下がり
かかりつけ医にも連絡。スクール側と掛け合ってくれるとのこと。
そして到着。先生方はピリピリ....
証拠を見せながら説明すると”Mongolian spots!!OK!!"
先生たちは見たことがなかったようです。
私を見つけ駆け寄ってくる子どもの姿を見て虐待はありえないと確信したようで。。。
これから海外のスクールにお子さんを入れる方は、
予め、病院で蒙古斑の証明書をもらっておくといいですね!!
現地の病院でもらっておくのをお勧めします。
そのほうが英文表記ですし、病院側とスクール側でやりとりすることもあるので。
そして、予めスクールの担任の先生方に伝えておくのもいいですね。
Mongolian spot/Birth mark/Blue spot などで通じます。
そうやって一言伝えておけばわざわざ説明しなくても
分からなければググってくれますwww
My daughter has Mongolian spot. Almost Asian babies have it.
It appear at birth but normally disappears five years after birth.
とでも言っておけば丁寧でしょうか!